【セノビルご愛用者様インタビュー】横山翔亜選手のインタビューを公開しました
- 2020/05/26
- インタビュー
日本とアメリカ、両方の国と文化を背負ってプロゴルファーになるために。名門・IMGアカデミーで自分を高める
テニスの錦織圭選手を筆頭に数多くのトップアスリートを輩出しているのが、アメリカ・フロリダにある世界最高峰のスポーツ教育機関「IMGアカデミー」です。テニス・ゴルフ・サッカー・バスケットボール等、様々なジャンルのスポーツで活躍する世界各国のジュニアアスリートが、スポーツ留学のためやって来る名門校として知られています。
そんなIMGアカデミーに、プロゴルファーを目指して現在留学しているのが、横山翔亜(よこやま・とあ)選手。2018年9月からIMGアカデミーに留学している翔亜選手は、2019年の関東ジュニアゴルフ選手権でベストスコア69も記録するなど、ゴルフと学業を両立しつつ、自炊にも取り組みながらアメリカでたくましく成長しています。
今回は、ゴルフを始めたきっかけや、IMGアカデミーでの留学生活、そして今後の目標について翔亜選手とお母様にインタビューを実施。早くから海外に飛び込み、日本とアメリカ両方の良さを知る翔亜選手ならではのお話をたくさん聞かせていただきました。
ゴルフの魅力は、幅広い年代の人や外国の人とともにプレーできるところ
――まず、ゴルフを始めたきっかけを教えてください。
翔亜選手:初めてゴルフクラブを握ったのは2歳半のときです。お父さんのお友達の娘さんがプロゴルファーで、その姿に憧れて。小さい頃からずっと、学校が終わったらお父さんに練習場に連れて行ってもらっていたので、食べることや寝ることと同じくらい、ゴルフは生活の一部でした。
――ゴルフ以外にスポーツや習い事はしていましたか?
翔亜選手:水泳やチアリーディングなどいろんなことをやっていました。でも、没頭したのはゴルフだけでしたね。
――ゴルフ独自の楽しさや魅力はどんな点だと思いますか?
翔亜選手:年齢に関わらずできるところは、他のスポーツと違う魅力かもしれません。試合でも、幅広い年代の方やいろんな国の方に出会えるので。ゴルフはプレー中に他の選手と話すこともできるから、いろんなお話を聞けて勉強になります。
――翔亜選手の強みを教えてください。
翔亜選手:小さい頃からお父さんとお母さんに英語を習わせてもらったこともあって、海外の試合でも堂々と戦えることです。もし英語が話せなければ、遠征で外国に行ったときに、英語が話せないことによって自分に自信を持てなくなってしまう場面が出てくるかもしれません。でも私は英語を話せるので、萎縮せずにプレーすることができます。選手はみんな、ゴルフバッグに国旗を付けているのですが、日の丸を背負いながら、他国の人と英語でコミュニケーションを取って対等に会話ができることは楽しいです。
ゴルフと勉強の両立が求められる、IMGアカデミーでの生活
――何歳ごろから英語に触れていたのですか?
翔亜選手:3〜4歳の頃から、海外の先生が英語で教えてくださる学校に入っていました。小学校もインターナショナルスクールに通いました。
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――2018年9月から、アメリカのフロリダにある名門・IMGアカデミーに海外留学をされています。IMGアカデミーへ進学しようと思ったきっかけを教えていただけますか?
翔亜選手:12〜13歳のときに、ハワイでの試合で出会った友達が「IMGに行く!」と言っていたんです。そのとき初めてIMGのことを知って、興味を持ちました。決め手は、ゴルフをするのに素晴らしく恵まれた環境があることです。いろんな国から学生が集まっていますし、他の学校では得られない経験ができるだろうなと。
――IMGに入校した後はゴルフ漬けの毎日になるイメージなのですが、実際はどうですか?
翔亜選手:IMGはアスリートを育成する学校として有名ですが、実際は勉強もすごく大変です。大学進学を目指す人も多いですし、プロゴルファーやプロサッカー選手を目指していたとしても「大学には入っておくべき」という考え方の学校なので。スポーツと勉強の両立を求められ、スケジュールはパンパンで大変です。
――学校があるとき、一週間はどんなスケジュールですか?
翔亜選手:月曜・水曜・金曜は友達と朝5時に待ち合わせをして、6時までジムでトレーニングをします。一旦家に帰って朝ごはんを食べて、7時半から練習が始まります。練習は11時までなのですが、その間はコーチとマンツーマンのときもあれば、一人で自主練をすることもあります。11時から12時までジムに行った後、昼食を食べたりシャワーを浴びたりして、13時15分から17時45分まで学校です。学校が終わったら、外が暗くなるまでアプローチ練習などをします。テストがあるときは、21時ごろまで学校で勉強して帰る日もありますね。火曜や木曜は、午前にコースを周ります。学校では2グループに分かれているので、もう一つのグループは午前に授業を受けて午後にゴルフの練習をします。
――ハードな毎日ですね。授業の無い土日はどう過ごされていますか?
翔亜選手:土曜日は8時から12時まで練習場とジムが開いているので、友達と練習に行きます。練習が終わったら、お昼ごはんを食べて、15時ごろからはラウンドに行きますね。ラウンド終わりに、息抜きも兼ねてハンバーガーを食べに行くことはありますよ。日曜は、月曜日に備えて勉強をしています。
アメリカの文化を肌で感じられている経験は、将来のプレーにも活きるはず
――周りにはどんな学生がいますか?
翔亜選手:IMGは伝統ある一流学校ですが、入学してみて思うのは、みんなモチベーションはさまざまで、本当に熱心に勉強している人やプロゴルファーを目指している人ばかりではないということです。だからこそ、モチベーションや将来のビジョンが自分と近しい友達を見つけることがとても大事だと思っていて。今仲良くしている友達は、尊敬できる点がたくさんあって、自分を成長させてくれる存在です。
――留学してよかったことはありますか?
翔亜選手:若いうちから、アメリカの文化を知ることができることです。もしずっと日本で暮らしていたら、将来プロゴルファーになってアメリカに行ったときに、言葉が通じなくて困ったり、文化に馴染めなくてカルシャーショックを受けたり、食生活が合わなくて苦労したりして、それがプレーに影響してしまうかもしれません。けれど、今のうちにいろんなギャップを体験できているので、将来に活きると思います。
――留学して苦労したことはありますか?
翔亜選手:苦労というか、向こうは接客がさっぱりしているので、スーパーマーケットなどで店員さんに質問したときに冷たく対応されると落ち込みます(笑)この間、日本に帰国してスーパーマーケットに行ったときに、たくあんの場所を聞いたんです。そしたら、「付いてきてください」と、わざわざ商品のところまで案内してくれて。日本の店員さんの、おもてなし精神のある接客は素晴らしいなあと感じました。
――お母様に質問です。どんな教育方針で翔亜選手を育てられましたか?
お母様:語学とスポーツを身に付けさせてあげることをテーマにしていました。夫が子どもに「ゴルフをしてもらえたらいいな」という希望を抱いていたため、英語とゴルフを軸にした教育環境を作るようにしました。
――IMGアカデミーへ進学を決める際には、お母様も一緒に検討されましたか?
お母様:はい。IMGアカデミーは入学するまでのハードルも高かったんです。だから、オーストラリアへの留学経験を積ませるなどもしました。当時は、現在に比べても学校の情報を調べるのが大変だったので、周りの方にお話を聞きながら情報を集めましたね。「親である私たちが、娘のためにしてあげられることは何だろう」と考えて、行動していたように思います。
――翔亜選手の成長を感じる場面はありますか?
お母様:同居しているときは私が食事を作っていましたし、IMGでも最初の頃は寮に入ってたのですが、寮を出て自炊をするようになったんです。「口から入るものが自分の体を作る」からと、栄養のことも勉強しながら料理を作っていると知って、すごく成長を感じました。
ベストスコアを維持できる体力と精神力を身に付けたい
――トレーニングで工夫していることはありますか?
翔亜選手:IMGでは、バーベルなどを使ったウエイトトレーニングが多いんです。それで大きな筋肉は鍛えられるんですが、周囲の小さな筋肉は鍛えきれないので、個別で筋トレもしています。先端に重みの付いたゴルフクラブのような棒を振ったらそのスピードを計算してくれる機械などもあるので、前回の目標を超えられるように頑張ったりとか。アメリカ人に負けない身長を持っていることは私の強みなので、身長がアドバンテージとなるような体づくりをしていきたいです。
――新型コロナウイルスの影響は受けましたか?
翔亜選手:はい。本当なら、6月中旬からNCAA(全米大学体育協会)のコーチと直接連絡が取れるようになり、試合のパフォーマンスを見てもらってアドバイスをいただくことができる予定だったのですが、 それが中止になったことが一番残念です。2019年は日本で多くの試合に出て、うまくいかなかったことや学んだことをアメリカに持ち帰ってレベルアップしようと思っていたので。あとは、バンクェットというお疲れディナー会が無くなったり、先輩の卒業式に会いに行けなくなったことも残念でした。
――日本に帰国されてからは、どんな練習をしていますか?
翔亜選手:お母さんの知り合いの方が練習場を使わせてくださっているので、そこで練習しています。また、距離が離れているためにアメリカにいるコーチとの意思伝達が難しいところもあったので、日本でもコーチの方を紹介していただいて見てもらうようになりました。もちろん、どんな練習をしているかなどはアメリカのコーチにも報告しています。時間があるので、試合が控えているとなかなかできないスイング改造にも取り組んでいます。
――これまで出場した試合の中で、印象に残っているのはどの試合ですか?
翔亜選手:一番悔しかったのは、2019年の関東ジュニアゴルフ選手権です。決勝の初日は、気負わずプレーできたこともあってベストスコア69を出すことができたんです。でも、それで安心しちゃったのと、食欲が湧かなくてあまり食べられずスタミナが切れてしまったこともあって、二日目と三日目で調子を崩してしまいました。最終的には、日本ジュニアゴルフ選手権出場の切符を貰えるラインにあと一歩届かなくて。東京オリンピックの前に霞ヶ関をラウンドできるチャンスだったので、ものすごく悔しかったです。IMGの看板を背負って出場したので、学校にも申し訳ない気持ちでいっぱいで。
――あと一歩というのが本当に悔やまれますね。
翔亜選手:はい。でも、ベストスコアである69を出せたことはすごく自信になったんです。そして、69を持続できる体力や精神力がまだ足りてないことも自覚しました。いいことも悪いことも、経験できましたね。
栄養バランスの整った食事は自分で作る
――自炊をされているそうですが、始めたきっかけを教えてください。
翔亜選手:初年度は寮生活をしていたのですが、寮の食事はパンやお肉が多く、味が濃くて。「何が入っているんだろう?」「この味は何の味だろう?」って気になることも多かったんです。自炊すればそんな心配も無いし、大好きな白米も食べられる。そう思って自炊することにしました。
――今はどんな食事を摂っていますか?
翔亜選手:アジアの食材を売っているスーパーマーケットには二ヶ月に一度くらいしか行けないのですが、行ったときには家の近所で売っていない豚バラなどを大量に買います。買ったお肉は、一人前ずつに分けて冷凍しています。あとはカレーを作ったり、鶏肉もよく食べているので、唐揚げにしたりトマトを一緒にスープに入れたりします。
――栄養なども考えて作っているんですよね。
翔亜選手:陸上でリオ五輪に出場された山縣亮太選手や福島千里選手が所属するSEIKOチームが合宿でIMGに来られていたのですが、同行されていた栄養士の方と連絡先を交換させていただいて、栄養面でアドバイスをもらったり、作った食事の写真を送ってフィードバックをいただいたりはしました。
セノビルのおかげで、ストップ気味だった身長がまた伸びた
――DR.SENOBIRU(ドクターセノビル)はいつ頃から飲み始めましたか?
翔亜選手:ドクターセノビルは2019年から飲んでいます。初めてHPを拝見したときに、どんな栄養を摂取できて、どんな効果があるものなのかがすごくわかりやすく書かれていたんです。「アルギニンは摂取した方がいいけれど、食事だけで必要な量を摂取するのは難しい」と栄養士の方からも聞いていたのですが、セノビルを飲むだけで摂取できるところもいいなと思いました。
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――飲んでみて、味や飲みやすさはいかがでしたか?
翔亜選手:味がとてもおいしくて、飲みやすいです。急いでいるときも、水に溶かしてサッと飲むことができます。アメリカのサプリメントを飲んでみたこともあるのですが、人口甘味料的な味がして、ゴクゴク飲めず長続きしませんでした。でも、セノビルは自然なフルーツの味がするのでおいしく飲めています。
――DR.SENOBIRU(ドクターセノビル)を飲み始めてから、変化を感じることはありましたか?
翔亜選手:身長の伸びがストップ気味だったのですが、セノビルを飲み始めてから2センチ以上伸びて172センチになりました。あとは、試合の前にも飲んでいるんですが、新陳代謝が良くなるのか汗をたくさんかくし、体があまりだるくならない気がします。
――セノビルを飲んでいて、IMGアカデミーの友達の反応はいかがですか?
翔亜選手:「なんで身長伸びたの?」ってめちゃくちゃ聞かれました。練習中にセノビルを飲んでいたら、5人くらいの友達に「それ何?」って聞かれて説明をしたので、みんなセノビルのことを覚えてくれました。今でもテレビ電話をしてるときに飲み物を飲んでいたら、「もしかしてそれ、セノビル?」って聞かれます(笑)
――DR.SENOBIRU(ドクターセノビル)がアンチ・ドーピング認証(インフォームドチョイス)を受けていることについてはどう思いますか?
翔亜選手:IMGでは抜き打ちでドーピング検査をされる機会もあるんですが、セノビルはアンチ・ドーピング認証を受けているのでとても安心です。IMGにいる栄養士の方に「セノビルを飲んでいるんです」と紹介したときも、認証マークが付いているのを見て安心してくれました。
日本とアメリカを背負って戦えるプロゴルファーに
――憧れの選手はいますか?
翔亜選手:「この人」という人が一人いるのではなく、それぞれの面で憧れている人がいます。たとえば、身体能力や体のバランスはパク・ソンヒョン選手。パターや飛距離面、スイングでは渋野日向子選手。メンタル面などは畑岡奈紗選手。オーラだとタイガー・ウッズ選手などです。
――将来の夢を教えてください。
翔亜選手:アメリカで戦い、活躍できるプロゴルファーになることです。アメリカに留学してアメリカの良さも知った一方で、日本人ならではの精神やサムライ魂も自分の中にあると実感しました。日本とアメリカ、両方の国と文化を背負って戦えるプロゴルファーになりたいです。
――最後に、海外留学を考えているジュニアアスリートの後輩たちへ、アドバイスをお願いします。
翔亜選手:留学したとしても、海外にいられる時間は限られていると思います。だからこそ、一秒も無駄にしないように、自分を成長させてくれる人とともにスポーツに打ち込んでほしいです。そして、海外にいるときも、サポートしてくれているお父さんやお母さんのこと、そして生まれ育った日本のことやサムライ魂を忘れずに背負って、頑張ってください!
取材後記
チャーミングな笑顔と、明るくて前向きな性格が光る翔亜選手。幼少期から英語に触れ、海外に飛び込んできたからこその、誰に対してもオープンな心とおおらかさは、彼女にとっての大きな魅力であり、どの国でもどの年代の方からも愛されるだろうなあと感じました。
異国での生活、ゴルフと学業を両立しながら自炊まで行う毎日の大変さは想像も付きません。
しかし、翔亜選手はどんなときも前向きに大きな夢を抱いて、周りの人に感謝し、自分が育った環境や今いる環境に誇りを持ちながら、たくましく過ごしています。どんなときも堂々とプレーできる翔亜選手なら、将来は世界の大会でその名を轟かせてくれることでしょう。