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【ハンドボール】金城ジェーナ選手のインタビュー記事を公開しました

琉球コラソンジュニアで2度の日本一に。ケガを乗り越え更なる高みに向かって

 

 

今年3月に行われた「第8JHLジュニアリーグ日本一決定戦女子の部」では琉球コラソンジュニアの一員として優勝に貢献した金城ジェーナ選手。小学4年生からハンドボールを始めたそうですが、ハンドボールを始めるまではある競技で九州トップに輝いたこともあるのだとか。

 


 

宮崎大輔選手のような打点の高いシュートフォームを見本に

 

――今日はよろしくお願いいたします。改めまして、第8回JHLジュニアリーグ日本一決定戦女子の部(琉球コラソンジュニア)優勝おめでとうございます。まずは喜びの声をお聞かせください。

 

ジェーナ選手:全員得点するという目標を叶えたことが嬉しかったです。1試合を通して、全員が得点するのは難しい。チームワークでつかみ取った優勝でした。

 

――では、ハンドボールを始めたきっかけを教えてください。

 

ジェーナ選手:小学4年生の時に友達から誘われたのがきっかけです。最初は遊びでやっていましたが、楽しくなってきて競技として始めるようになりました。それまではハンドボールに対して興味はありませんでしたし、まさか私がハンドボールをするなんて思ってもいませんでした。ハンドボールをしている時は怒られることもなく、褒められることが多かったので楽しいですね。

 

――ポジションはどこでしょうか?

 

ジェーナ選手:始めた頃はポスト※1をしていましたが、現在はセンター※2をしています。

 

※1 ポスト:別名ピボットと呼ばれる。相手のディフェンスの間に立ち味方との連携攻撃でディフェンスの守備をブロックすることやシュートへ行くことで相手のディフェンスが警告を受けやすくなり、自分自身も味方プレイヤーにとっても得点のチャンスが増えるポジション。

※2 センター:攻めるときに指示を出す司令塔であり、唯一コート内を広く見渡すことができるので広い視野や的確な指示、相手のディフェンスに応じてどのようにフォーメーションを変えるのかなどゲームの展開を変えていく冷静な判断が求められるポジション

(出典:調整さんwith https://chouseisan.com/l/post-16103/

 

――ハンドボールではどんなプレーが好きですか?

 

ジェーナ選手:ロングシュートです。宮崎大輔選手(日本体育大学)のシュートフォームを見本にしています。打点の高さはすごいなと思います。

 

――ハンドボールで苦手なプレー(場面)はありますか?

 

ジェーナ選手11で守るときです。抜かれたら追いつくのが難しいからです。陸上でも短距離は得意ですが、長距離は苦手で、ハンドボールで走ることを求められるのは正直きついですが、他の選手もきつい思いをしているので私も頑張らないといけないと思い走っています。

 

――試合中、一番どんなことを考えながらプレーをしていますか?

 

ジェーナ選手:相手がどんな攻めをしてくるのか、ゴールキーパーがどこに立っているのか、相手チームの情報を事前に知った上で状況判断しながらプレーしています。いろんなことを見ながらプレーするのは大変です。

 

――普段はどんな練習をされていますか?

 

ジェーナ選手:ゲーム形式で、主にショット練習をしています。個人としては、体幹トレーニングに力を入れています。

 

――これまで出場した中で印象に残っている試合はありますか?

 

ジェーナ選手:小学5年生の時(2017年)に出場したJHLジュニアリーグの決勝戦です。チームメンバーの中では唯一の5年生でしたが、大会を通じて得点王になりました。

 

――悔しかった試合はありますか?

 

ジェーナ選手201810月に出場した沖縄県小学生ハンドボール大会の決勝戦です。決勝戦で負けて、全国大会に行けなかったからです。あと1勝という場面で負けるのは悔しいですね。負けた悔しさが、第8JHLジュニアリーグ日本一決定戦女子の部の優勝に繋がりました。

 

第8回JHLジュニアリーグ日本一決定戦女子の部(2019年3月)でシュートを決める瞬間のジェーナ選手

 

――大事な一戦で負けたことで学んだことはありますか?

 

ジェーナ選手:気持ちの強さですね。試合でも最初は緊張して固まりますが、試合が進むにつれて体が温まり動けるようになります。緊張が解けるまでは時間がかかってしまいます。

 


 

実は空手で九州チャンピオンでした。

 

 

――ジェーナ選手の食生活についてどのように考えていますか?

 

お母さん:たんぱく質を中心にバランスの良い食生活を心がけています。トマトときゅうりが苦手ですが、それ以外は食べています。根菜類の汁物を毎日出していて、食生活にはかなり力を入れています。

 

ジェーナ選手:出されたものは全部食べます。

 

お母さん:一つ一つのお皿が大きくて、朝と晩はしっかり食べます。昼は給食ですが、練習後20分以内におにぎりを必ず2個食べています。おにぎりが無い時は、チョコレートやアイスを与えています。小学1年生からこういった食生活を送っていました。

 

――ハンドボールは小学4年生からでしたね?その前は他のスポーツをされていたのですか?

 

お母さん4歳から空手をしていました。(ハンドボールをやりたいと言い出したときは)本当にびっくりしました。

 

――空手にはなぜ興味を持ったのですか?

 

ジェーナ選手:(ジェーナ選手の)兄が空手を始めるという事でしたが、私もやりたくなって始めました。

 

お母さん:兄は(ジェーナにとって)全てにおいてライバルでした。兄に負けたくないという気持ちがあって、兄が始めることに対してはジェーナも後を追うように何でもしていました。

 

――ではなぜ空手からハンドボールに転向されたのですか?

 

お母さん:兄も空手から野球に変わったからです。空手からハンドボールに変える意志よりも、兄が野球に移ったからジェーナもハンドボールでやれると考えたようです。

 

――空手は心のスポーツとも言われますが、精神面で鍛えられた部分はあると思いますか?

 

ジェーナ選手:はい、心の部分で、空手ではかなり鍛えられたと思います。

 

お母さん:空手の大会では九州で1位になりました。全国大会にも毎年エントリーしていました。

 

――このまま空手で勝負しようという意思はなかったのですか?

 

ジェーナ選手:空手よりもハンドボールの方が楽しかったからです。空手は一人で戦うスポーツですが、それよりもチームでプレーすることが楽しかったです。空手では組手をしていたので姿勢はよくなりましたし体幹も強くなったので、ハンドボールには役立っています。

 

――もし空手をしていなかったらどうなっていたと思いますか?

 

ジェーナ選手:センターはしていないだろうし、ハンドボールも途中でやめていたと思います。

 


 

親子で試合の動画を毎日見ています

 

――お母さんはスポーツをされていましたか?

 

お母さん:はい、陸上をしていました。短距離が専門で長距離は苦手でした。

 

――お子さんは4人いらっしゃるそうですが、スポーツはやって欲しいなと思っていましたか?

 

お母さん:やって欲しいと思っていました。「文武両道」が我が家の目標で、思い描いている通りにできていると思います。

 

――ジェーナ選手に気を配っている部分はありますか?

 

お母さん:試合で大きな怪我をしてしまった時は、怪我で傷ついた心を逆撫でしないように毎日気を付けています。左ひざの前十字靭帯を損傷しました。

 

ジェーナ選手:その時はハンドボールが出来なくなって悔しかったです。

 

――ジェーナ選手から相談を受けることはありますか?

 

お母さん:相談事は無いですがお願い事をよくされます。両足のつま先から太ももまでマッサージを頼まれます。毎日実施しています。

 

――ジェーナ選手と試合の振り返りをする機会はありますか?

 

お母さん:はい、振り返りはしています。試合をビデオで録画して、ジェーナが出た場面は何十回も見ています。途中で一時停止してお互いに声をかけながら話し合いをするなど、空手をしていたころから映像をチェックしています。結構時間をかけています。

 

――どういう場面で話し合いをすることが多いですか?

 

お母さん:例えば、相手に触られてシュートをするよりも、その3歩前でシュートできる体制とか無いかなというような話をしています。ジェーナが楽になるような試合運びができるのではないかなと思うこともあります。結構突っ込んだ話をしています。

 

ジェーナ選手:振り返りはあまり楽しくないです。お母さんにはそんなプレーできないくせにと思いながら言ってくるときはイラっとします(笑)

 

――ジェーナ選手は動画を見る際にどこを中心に見ていますか?

 

ジェーナ選手:シュートの部分と11ですね。一生懸命走っているつもりなのに遅いと思うこともあります。

 

 

お母さん:今まで出場した試合の動画を気が付けば毎日見ています。その中には何年も前の動画もあります。良いプレーの動画を多く見ることで、良い感触を頭に焼き付けるためです。

 

ジェーナ選手:良いプレーの動画を見ていると、自信にはなります。

 

お母さん:夕方の食事前からなんとなく試合の動画を見ていて、食事の時も動画を見ています。途中からお父さんも合流して、気が付けば全員で試合の動画を見ています。テレビを見ている時よりも動画を見ている方が長いですね。

 


 

朝からセノビルを飲まないと始まらない

 

――DR.SENOBIRU(ドクターセノビル)はどれぐらい飲まれていますか?

 

お母さん:飲み始めて7カ月たちました。12回飲んでいます。

 

ジェーナ選手:グレープフルーツ味がおいしいです。

 

お母さん:朝に出し忘れると「お母さん、セノビルは?」とジェーナに指摘されます。朝ごはんの後に必ず飲むと決めています。

 

ジェーナ選手:朝からセノビルを飲まないと始まらない感じです。朝は弱いですが、セノビルを飲むとすっきりします。

 

――身長はどれぐらい伸びましたか?

 

お母さん4㎝ぐらい伸びました。飲む前は、試合が終わると顔を真っ赤にして家に戻ってきたのですが、飲むようになると顔が真っ赤にならなくなりました。スタミナが付いてきたのだと思いますし、変わったなと感じるところです。

 

――DR.SENOBIRU(ドクターセノビル)がアンチ・ドーピングの認証を受けていることについてはどうでしょうか?

 

お母さん:安心・安全なものを口から入れるので、その話を聞いたときは親として保護者として「安心でありがたいな」という気持ちが一番でした。スポーツ選手として、体の中から支えてくれる、安心・安全に越したことは無いのかなと思います。とてもうれしいですね。

 

 


 

安平選手みたいな格好いい選手になりたい。

 

――ジェーナ選手の目標、夢を教えてください。

 

ジェーナ選手:私と同じポジションである安平光佑選手(氷見高卒・現日体大)のプレーをテレビで見て格好良いと思いました。安平選手みたいに格好良く見られて優勝したいです。まずその前に足の怪我を治して復帰したいです。

 

――お母さんとしては、ジェーナ選手に将来どんな選手・どんな人間になって欲しいと願っていますか?

 

お母さん:空手でもハンドボールでもとにかく負けず嫌いで、自分にできなくて相手にできることをみんなが見ていない所で努力をするタイプです。「悔しい」と言いながら。

その姿を見ているので、ぜひ自分の選んだ道で一生懸命頑張ってもらいたい。娘がプレーしている姿を早く見たいなと思っています。彼女がハンドボールをしているときは本当に格好良くて。ただ、昨年(2018年)106日からリタイアしている状況ですから、早く怪我から復帰してもう一度ハンドボールへ情熱を燃やして欲しいなと願っています。

娘がハンドボールをしている姿を、みんなに見てもらいたいですし、その背中を押したいなと思います。

 

 

取材後記

空手で九州一番まで上り詰めて、小学4年生からハンドボールに転向したジェーナ選手。負けず嫌いで努力家のジェーナ選手は、ハンドボールでも所属チームのエースとして活躍し、全国大会での優勝に大きく貢献しました。昨年秋に左膝前十字靭帯を損傷し現在リハビリ中ですが、この試練を乗り越えて一回り大きく成長した姿を私たちに見せて欲しいですね。

 

プロフィール

金城ジェーナ(きんじょう・じぇーな)

生年月日:2006426日 沖縄県出身。

ハンドボールを始める前は空手を習い九州大会で1位になる程の成績を収めている。空手で学んだメンタルや体幹を生かした打点の高いシュートが武器で、小学校時代に所属していた「琉球コラソンジュニア」ではチームのエースを務め全国大会での優勝に貢献した。2019年8月現在は怪我の為療養中だが、この試練を乗り越えるためリハビリに励む。

 

【関連リンク】

 

金城 ジェーナ 選手丨チームセノビル

https://senobiru.com/sponsor/team-senobiru/jeena-kinjo/

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